知財の仕事は
会社の未来につながる
佐々木 希美Nozomi Sasaki

2017年度入社 愛媛大学法文学部卒
技術部知財グループ

知財の業務は、技術開発と会社の将来を支えている

知財という言葉自体は聞いたことがあっても、実際にどんな仕事をしているかは、学生の頃にはなかなか知る機会がないかもしれません。

おもに、特許、商標、意匠といった知的財産の出願や、各種の権利関係の管理を行うことが多いです。

たとえば、新しい機械ができたときに、それに折り込まれてる新技術を、特許やデザイン(意匠)で守ろうとするために色々な手続きをする。新しいものが出来たら、自然と忙しくなるという部署のひとつですね。

デスクワークの比率が多いんですが、開発現場と密着して進めていく業務もあります。技術者から「こんな新しい技術を取り入れようと思っている」という話があったら、わたしたち知財の担当者は、「過去の特許や申請事例にかぶっていないか」という視点で、調べたりするんです。この調査の結果が、開発そのものの方針に影響を与えることもあります。

そういう意味では、会社の将来に関わる重要な業務だと感じますね。

顧客と直接関わらなくても、貢献しているという実感

技術者の発想や、そこから生まれる会社の利益に関係する仕事として、知財の仕事は地味だけれど、メーカーにとっては必要不可欠な業務です。

大手ほど、知財の部署は組織化されているようですが、日本キャリア工業での知財業務は、現場との距離が近いです。

毎日、そばで見てるので、自分が直接なにかをしたわけではないけれど、結果として関わった製品の開発が軌道にのり、お客様のもとで役に立っているということを考えると「自分の仕事が実ったな」って、嬉しいですね。

ものづくりに興味があったわたしの、自分なりの立ち位置

具体的なスキルのひとつとして、特許庁が分類してるこういう技術には、こういう番号がついてるから、その番号を使ったら近い事例が出てくるよ、と上司や先輩に教えてもらったことがあります。頭ではわかっているのですが、実践するとなかなか難しい。

拾い出せたとしても、これが本当に自社の技術とかぶってるのかっていう判断ができなかったり、このあたりはもうちょっと上手になりたいと思っています。

もともと、ものづくりに興味があったんです。父親がものづくり関係の仕事をずっとやってきていました。面白そうな世界だなとずっと思っていました。実際に入社して9か月は、組み立ての部署にいさせてもらってるんです。

その時に、当時の部長から声をかけられて、「こういう知財の講習があるんだけど、ちょっと一緒に行かないか」と誘われました。「なるほど。ものづくりの現場では、こういう仕事もあるのか」と目から鱗で。自然と、そちらに興味が湧いてきて、いまの部署にいるという感じです。

日本キャリア工業は、設計から販売まで、ものづくりに関する流れが全部見えるというのは、おおきな魅力です。他部署との風通しがよくて、垣根が低いところは、働きやすさにつながっていますね。

休日の過ごし方

休日は、けっこう色々やっています。ひたすら動画を見たり、曲を聴いたりして、リラックスして過ごしています。実況動画を流し見したり。あとは、ゲームが多いですね。最近新しく出たゲームとかうわあって、集中してやってる時は、時間を忘れますね(笑)

まとまった休みが取れるときは、集中的に2000ピース以上のジグソーパズルを解いてたりします。(笑)

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