新製品の開発に
自分の働いた足跡を
藤原 光広Mitsuhiro Fujiawara

2020年度入社 徳島大学工学部
技術部

新製品の開発は、ちょっとずつ成長を感じられる場

あたらしい製品を開発する活動は、毎日継続して行なっています。「こんな問題を解決するには?」というテーマに対して、どのようなアイディアが実現できるか。日々、発想と実験を行なっているような感覚です。

たとえば、肉のスライサーを開発しているとして、ある機械部品の駆動部を、思った通りに動かそうと思った時、どのような部品の形状で、どのような組み合わせなら動きを実現できるか。最初はうまくいかなくても、「ちょっと、ここを直したらうまくいった」とか、そのような瞬間の連続です。

そういった瞬間を、自分で作り出せた時に、「ちょっとは成長したかな」と感じますね。

一つの商品を「製品化する」ということは、とても大きなことです。あらゆる問題を解決した積み重ねの結果、やっとユーザーの方に安心して使っていただける状態になるということ。

たくさんの社員が関わって、ひとつの製品がユーザーの方、つまりお客さまの手元に届き、何年も、何十年も使い続けていただける。

自分ひとりが関わった部分は、製品の一部だとしても、それが世の中に出て、受け入れられる。たとえ「ここはもっと良くできたのでは?」とか、100%納得している訳ではなくても、関わった製品が社会に出て受け入れられることに、働いている意味があるな、と思います。

設計や技術職を本格的に意識したのは、入社してから

たまたま前職でものづくりに関わったことで、自分の中の意識が少しずつ芽生えていたのかもしれません。きっかけは、入社後に現場に入って、日本キャリア工業のものづくりを実際に体験したときです。

ものづくりで一番望ましいのはチームプレイで、それぞれがアイディアを出し合い、最終的によい物にしていく、というプロセスだと思います。

でも、その理想どおりにいかないことも、時々あります。仲間と意見を共有してもまとめていくことができず、ときにぶつかったり。結果、個人プレーになってしまうこともある。

それでも、日本キャリア工業の製品がユーザーの方から評価され、食肉のプロセスセンターを担う重要な製品として採用されているのは、開発の現場で「だれに喜んでもらう仕事か?」という意識が徹底されているからだと思います。

「使う人が困らないように」という気持ちで開発している製品です。だからこそ、たとえユーザーの方にとっては安くない買い物だったとしても、その価値を認めてもらえているという自信につながっている気がしますね。

製品を使ってスライスされた肉を食べる人を思い浮かべて

製品を使う人、つまりプロセスセンターで機械を動かしているスタッフの方をイメージして日々、仕事をしていますが、日本キャリア工業の製品が生み出している価値って、そこだけではないと思っています。

日本キャリア工業の製品、たとえば肉のスライサーを使って、薄く切られた肉は、どのように消費されているのか。それは、自分もそうですが、家族や友人、そして日本中のスーパーで、スライス肉を買って食べている人です。

そう考えると、自分の仕事はたんなる作業ではなくて、食という部分で、わたしたちの生活の一部を、確実に支えているものなんだな、と実感しますね。

でも、そんなこと言いつつ、一番嬉しいのは、やっぱり上司や先輩、同僚から褒められた瞬間(笑)

「うん、なかなか面白いこと考えるね!」とか、「あの設計の段階で、あんなアイディアはなかなか思いつかないな」と、言われるのは、やっぱり嬉しいです。

上司も、先輩後輩も、みなアイディアマンなんで、ちょっと変わったところもありますが、こういうことがしたい、と意見を出すと「面白そうだね。やってみよう!」って言ってくれることが多いんです。

話をちゃんと聞いてくれる。すくなくとも、すぐに否定されるようなことはない。学びの機会も、挑戦の機会もいっぱいある職場だと感じています。

休日の過ごし方

仕事に対するモットーは「人にとって良いものを作る。それが、自分の人生も良いものにしていく」です。良いものを作って、対価としてお金をもらい、しあわせに暮らしていく、というのが大切だと思います。

自分にとって、いまハマっている休日の過ごし方は、サイクリングやボルダリングですね。

サイクリングが好きな同僚もいて、たまに一緒に行ってます。

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