2021年度入社 大分大学理工学部創生工学科
機械コース 技術部
大学では機械工学について学び、機械の構造や部品、材質等に関する知識を深めていました。大学で学んだ機械の知識を活かせる職に就きたいと考え、地元の愛媛を中心に就職活動を行っていました。
そんな中、日本キャリア工業製のスライサーに出会ったのです。大学時代、居酒屋でバイトをしていてお肉を切る機会が多かったのですが、「通常は手作業でやっている作業を機械ではこんなスピードで切れるんだ!」と驚いたことを今でも覚えています。
こんなすごい機械があるということ、それを日本キャリア工業が製造していること、そんな企業が愛媛にあるということに感銘を受け、就職を決意しました。
2021年4月の入社以来、特注案件を担当しています。
特注案件は、最初にお客様の特注内容についての説明を受け、図面の作成から始めます。図面を元に営業部門の方に改善提案をし、製造部門の方に部品の作成と組み立てを依頼します。
機械の製造過程では、特注の内容通りに機能しているかの確認が必要で、組み立ての方と協力して行います。つまり、所属部署以外との連携が非常に重要な仕事というわけです。
また、特注では既存商品をお客様の要望に合わせて変更する作業となるため、柔軟性が求められます。
営業部門や製造部門の方から「こうしたらもっと手軽にメンテナンスができるようになるよ」というような意見も積極的に取り入れ、お客さまにとって使いやすくご納得いただける製品開発を目指しています。
困難な課題にぶつかることもありますが、先輩や上司と連携し、改善提案を練り上げながら進めています。協力し合える環境で、周囲の方に助けられながら成長できていると実感しています。
グラインダーでG―407という機種があるのですが、あまり作られる機会がない機種なので、当時、組立図がありませんでした。
それを入社1年目の時に勉強しながら組立図を作るということになり「ここはこういう部品が使われているんだな」ということをひとつひとつ確認しながら作りました。
実際にG-407を組立図をつくった後、他部署の方から「ここどうなってるの?」と質問されることがよくあったのですが、それに答えていくうちに「ここは大石くんに聞けばいいんだね」と言われたとき
はとても嬉しかったですね。信頼してもらえたというか、自分が力になれたなって。
自身の成長を実感し、仕事にやりがいを感じた瞬間でした。
また、 組み立て図があれば、会社の技術と知識を継承できますし、新人の方がきてもそれを見て組み立てることができます。そういった意味でも、会社に貢献できたことを嬉しく思います。
品質改善や特注案件では、お客様がメンテナンスしやすい設計を追求する一方で、部品の作りにくさやコスト増加などのデメリットについても考慮する必要があります。
このバランスを見極めるのは難しく、上司や製造、営業部門の方と連携しながら方針を決定しています。
また、機械の仕様について説明するのも、それを誰に伝えるかによって説明の仕方が変わってきます。でも、上司や先輩を見ていると、どんな質問にも的確かつ素早く回答しているんですよね。私も後輩やお客様に頼られる存在を目指して日々勉強し続けていきたいと思っています。上司曰く「10年たっ
ても若手」ということなので。
私の仕事は、図面を描いてから機械が完成するまでの期間が長いので自分の成果がなかなか見えてこないのですが、ひとつひとつの案件に対して「こういうところを改善できた」ということを意識するようにしています。
それをやらないと目の前のことをやってるだけになっちゃうので。それが大事かなって思います。
実家暮らしで父も私も車が好きなので、休日は一緒にドライブにいったりレースを見たりするのが好きですね。レーシングゲームをやることもあります。
仕事がある日の余暇は、料理を作ってみんなに食べてもらうのを楽しみとしています。落ち込んだ時は思いっきりゲームをしたり、しっかり寝て気持ちを切り替えたり。
今後の目標は、スポーツカーを手に入れることですね!
車にお金をかけるのは無駄だと思う方もいると思いますが、私はその無駄だと思われるようなところにお金を費やして無駄を楽しみたいです!